散歩道[3]~江戸川サイクリングロード(東京都葛飾区)2005年09月18日 23:07

今日は天気が良いので金町から江戸川サイクリングロードを歩いた。(地図)

この道は、細川たかしの歌で一躍有名になった矢切の渡しや、映画「男はつらいよ」の舞台である柴又帝釈天といった観光地を抱えているため、散歩をしている人も多い。

新葛飾橋をスタートしてひたすら南下する。江戸川は川幅はそれほど広くはないものの河川敷が広い。休日の散歩にはもってこいの環境である。

しばらく歩くと右手に悪名高い金町浄水場がある。悪名高いというのは、別にダーティーなことをしている訳ではなく、とにかく水が不味いのである。私の家がある墨田区もここから水を供給されている。

水道水の不味さという点では、恐らく昔よりは随分と改善されていると思う。昔の不味い水でさえ子供はガブガブ飲んでいた。しかし、大人になって贅沢になってきた。冷蔵庫の氷などはミネラルウォーターでないと使えない。これだけ水道施設が整備されている国もないだろうに、贅沢病としか言いようがない

金町浄水場を過ぎると今度は右手に矢切の渡しだ。

矢切の渡しは東京都葛飾区柴又と千葉県松戸市矢切を繋ぐ、昔ながらの渡し舟である。前述したようにこの辺りの江戸川の川幅はそれほど広くはない。そんなところを舟は5分は掛けてゆっくりと滑るように水面を進む。

矢切側の風景はちょっと鬱蒼とした雰囲気である。なんとも長閑な風景ではあるが「矢切の渡し」の歌詞ほど風流ではない。なぜならば観光客がメチャクチャ多いのだ。「愛・地球博」のちょっとしたパビリオン並である。

柴又帝釈天の裏手に出る。せっかくなので表の参道まで回ることにする。


連休と晴天でなかなかの人込みである。

参道の風景は、まさに「男はつらいよ」の映画そのものの世界。草だんごをメインとした古くからの和菓子屋が軒を連ねるが、特に名店と呼ばれるのが写真の「高木屋老舗」。ここの息子という高校の同級生が居たのだが、果たして跡を継いだのだろうか?

参道はそれほど長くはなく、人混みの中から帝釈天が姿を現す。

境内はそれほど広くはないが活気に溢れている。

最寄りの駅である、今どき都内では珍しい単線の京成電鉄金町線の柴又駅も人で溢れていた。

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