2005年プロ野球日本シリーズ第二戦~ロッテ存外強いじゃん!2005年10月23日 23:24

いやいやいや、昨夜に続いてロッテの強いこと強いこと。

まだ第二戦が終わったばかりなので、ここで結論的なことを言うのは早計ではあるものの、なんだか阪神のエンジンが掛からないままシリーズを終える予感もしてきた。

今日は偏に渡辺俊介のピッチングに尽きる。速球も大したスピードではないが、絶妙な緩急により打者のタイミングが遅れていた。
あれではポテンヒットは出ても長打は打てない。
ロッテの投手力は、阪神の試合勘とやらが戻っていないことを差し引いたとしても、これくらいはやるだろう。

しかし、打撃はこんな長打がバカスカ出るようなチームではないはずだ。
イチローをゴツくした今江に至っては日本新記録の8打席連続安打、あんなに打てそうもなかったフランコにまで本塁打が出たのは大きい。
ロッテは完全に波に乗ってしまった。

この「波に乗る」ことが短期決戦では大きな意味があることは、ここで言うまでもない。

一方の阪神は、ビジターとは言えどうもちぐはぐだ。特にいただけないのは、8回の江草のベニー打席時の三暴投だ。
いずれもフォークボールが引っかかったもののようだが、緊張の糸が切れるような試合運びは日本シリーズではいただけない。

今岡やアニキ金本を完全に抑え込んでいるロッテバッテリーの研究成果も大したものだが、あれだけ時間があった阪神も無策な訳も無いはずだ。

第三戦は阪神の先発投手は、今季最多勝投手の復活したベテラン下柳。
気持ちで投げる貴重な投手だけに期待をしたい。

ロッテの唯一弱点があるとすれば、笑いながらの今江のインタビュー。「阪神はこんなチームではない。」的な発言である。
言葉とは裏腹に自信以上の慢心を感じた。
近鉄の加藤哲郎の「巨人はロッテより弱い。」発言を思い出した。(実際は記者が歪曲したものらしいが。)

バレンタインのインタビュー。
「&#$*Я%※☆♭★£¥☆! イッショニ コウシエン イキマショウ!」
最後の言葉しか判らなかった。でもスタンドのファンは湧き上がっていた。流石は日本一のファンである。