西遊記 第2話2006年01月16日 22:25

昨日は東京MXテレビで日テレ堺版が放映されているを知って見てみた。

感想は「昔食べたものが凄く美味しかった記憶が、今に至るまで続いていたが
実際に今食べてみたらさほど美味しくもなかった。」というところだった。

特撮の稚拙さは慎吾CX版の比ではないし、高校生だった当時こそ違和感が
なかったものの、今改めて見てみると、脚本や演出がおやじ臭いのである。
この辺りは時代の価値観の変化だと思った。

私は40歳代であるが、自分を含めて今の40歳代は以前のそれと比べて
明らかに幼い。というよりも全体的に実年齢に比して、精神年齢、行動様式が
幼年化している現代には、日テレ堺版はウケないとつくづく思った。

月9は、幼稚園児からお年寄りまで包括したターゲットに路線変更。
従前のターゲットを細分化してきた動きから、敢えて背を向けた作り。
前回も言及した通り、ある意味チャレンジャーと言えよう。

さて、今回の話。猪八戒は完全に電車男でした。
俗っぽいおやじ風貌の西田八戒に対して、ピュアな電車男キャラの伊藤八戒。
電車男キャラは同じCXの連携で致し方ないところか。

内容としては、なんとなく陳腐なものだったが、日テレ堺版を見た後だったために
それぞれのキャラクターが活きていたように感じた。
深津三蔵の実直だがちょっととぼけたところや内村悟浄のクールなキャラ設定も良い。
(昔取った杵柄でアクションもGOOD!)

ただ、昔に比べて放映本数が少なくなっている都合上か、第2話にして既に悟空が
良い人(サル)化し過ぎたり、いろいろなところでピッチを速くせざるを得ないのは
ちょっと残念なところだ。

初回から一貫して「人を信じること」がテーマか。
こういう分かりやすい娯楽ドラマは、木曜日か金曜日あたりに放映されると
なんとなく嬉しい。

お笑いブームを反映してか、会話のテンポが速いのも慎吾CX版の特徴だ。
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