EQ-こころの知能指数2005年11月02日 22:03

ここ数日、静岡の県内有数の進学校(概ね察しがついてしまうのが怖い)の女子高校生が、薬物によって母親を殺害しようとした事件が世間を震撼させている。

各局では専門家を交えて女子高生の心理分析を行っているが、あまり明確な分析結果を聞くことはない。

こういう事件が起こると、真面目に化学に取り組む青少年に奇異な眼が向けられたり、進学校の教育のあり方などに言及したりと、必ず見当違いの発言が出てくることが実に馬鹿馬鹿しい。

それよりも当初マスコミは「あの子がそんな事件を起こすなんて信じられない。」といった主旨の発言を取り上げていた。
しかし、今日あたりは一転して否定的なコメントをフィーチャーする傾向が強くなった。
どうも情報操作を感じてしまう。
この女子高生をなんだか特別な存在として括ることで事件の特殊性を強調しているようであるが、もっとマスコミはしっかりと事件に対して対峙してもらいたいものだ。

普通に見える子が起こした空恐ろしい事件であることをしっかり認識すること。
二度と同様の事件が起こらないよう大人がきちんと大人の役割を全うすること。
まずは、この点の共有化が必要だろう。

EQ(Emotional Quotient=こころの知能指数)という本を昔読んだが、単純に「EQはIQよりも重要だ」などと言うつもりはない。
しかし、一つ言えることはEQを磨くのは家庭の役割であるということだ。
家庭の役割って何なのか。
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